'10.4.17(土)『天安』 続報

dilbelau

2010年04月17日 15:59

3月26日に沈没した哨戒艦 『天安』 に関連する続報。
以下、『連合ニュース』 김인유・고은지記者・4月16日付より。

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『天安』 の鑑尾部分から遺体が収拾されていない乗組員の家族が、犠牲者捜索作業を中断するよう要請し、軍はこれを受け捜索を中断した。

海軍2艦隊司令部は、遺体を探し出せなかった犠牲者の家族8名が、まだ発見されていない乗組員たちをもう捜索しないようにと、軍に要請したと16日明らかにした。

軍はこれによりこの日午前、鑑尾を引き揚げた白翎島沿岸と沈没海域周辺で行われていた、行方不明者の捜索作業を中断した。

遺体がまだ収拾されていない乗組員の家族たちが下した今回の決断は、鑑首と鑑尾で探し出すことができない戦死者は、みな 「산화자(散華者)」 として扱うようにしようという家族たちの合意によって成された。

先に遺体が発見された、故・남기훈・김태석上士の遺族を除く44名の行方不明者の家族は、前日午前、鑑尾を引き揚げる前にこのような内容の同意書を家族協議会に提出したところだ。

遺体が発見されていない이창기元士の兄・상기氏(46)は、「白翎島へ行っている弟と甥が今日午前9時、鑑尾に入って探してみたが、探し出せなかったと言っていた。そのぐらい探しても探せなければ、鑑尾にはいないのだろうという結論を出した」 と話した。

しかし彼は、「”鑑尾” に関してのみ、行方不明者の捜索の中断を要請したのであって、現段階では(行方不明者が)鑑首にいる可能性もあると考えている。8名の家族が集まって意見をまとめた。」 と決定の背景を説明した。

一方、김태영国防長官は、この日午前 『국민 여러분께 드리는 말씀(国民の皆さんへの言葉)』 を通し、「政府と軍は行方不明の乗組員たちを一人でも多く探すため、最後の希望の糸を手放さず努力したがとうとう霧散したことについて、悲痛な思いを禁じ得ることができない。生死の確認ができなかった将兵を、最後まで探すつもり」 だと話した。

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