2008年11月20日(木)たこ焼き体験授業

dilbelau

2008年11月20日 21:58

午後は、金貞恵先生の日本文化を体験する授業に、ゲスト日本人として参加。先日は韓国人学生に、浴衣を着付けるお手伝いだったが、今日は「食文化を体験する」として、韓国人学生と日本人ゲストが一緒にたこ焼きとおにぎりを作って、試食するというもの。

たこ焼きやおにぎりの材料は、先生があらかじめ準備して持参された。たこ焼き器は、先生がお持ちのものと、ゲスト日本人が持参したものを使って、変圧器を使って使用する。

グループに分かれて、それぞれに日本人が1人ずつ入り、日本語で作り方を指導する。



たこ焼きは作ったことはないが、食べたことがあるという学生が多く、どんなものかは知っているようだった。先生がホワイトボードに、生地はどういう材料を使っているか、レシピを書きだされる。

単に「作って食べておしまい」ではなく、どんな材料を使ってどんな手順で作ったか、味はどうだったかなど、後で400字以上の感想文を(もちろん日本語で)書くのだそうだ。



作っている間も、たこ焼きに関することから始まって、日本と韓国の食べ物の話題、大阪についての話などいろいろと話をした。

ある学生が「日本では、肉に砂糖を入れるんですか?」と。
「すき焼き」という日本語は知らないようだったが、聞いてみるとやはりすき焼きのことらしい。
「卵をこうやって…(ちょっと顔をしかめる)」

具を溶き卵にくぐらせて食べるのが、どうにも抵抗があるとのこと。黄身はともかく、ナマの白身が気持ち悪いのだそうだ。
生卵をご飯に混ぜて食べる、卵かけごはんなども「信じられない!」という口ぶり。

また、「日本人は、ケチャップよりマヨネーズの方が好きなのでしょう?」という質問も。それは好みの問題だと思うが、SMAPの香取信吾が大のマヨネーズ好きだということまで知っている学生もいて驚いた。

単にフリートーキングとして、「さぁ、今から日本人の方と日本語で話をしましょう」というものよりは、何か共通の作業をしながらの方が、やはり自然に話ができる気がする。

はじめはなかなかうまくいかなかった学生も、何回かやっているうちにコツをつかみ、すぐに上手にくるっと生地を回転させられるようになっていた。

お味もなかなかおいしかった。ただ、準備していたタコが足りなくなり、具として用意していたエビだけを入れて「エビ焼き」になってしまったグループもあったようだが、おおむね好評のようだった。

おにぎりを作ったチームも、上手に三角に握っていた。ただ、具はやはり2種類ぐらいいっぺんに入れている学生もいた。(^^;

韓国にも、日本のコンビニでよく売られているおにぎり(ナイロンを引っ張って、ご飯と海苔を合体させるもの)が売られている。人気の具は、ツナマヨやキムチ、そしてコチュジャンで味付けした肉…などだそうだ。やはりおにぎり一つにも、その国の食文化があらわれるものだ。

和気あいあいと楽しく作り、おいしくいただいた。
外に出ると17時過ぎ。最近は日が暮れるのがますます早くなり、はやくも港に日が沈んでいくところだった。




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