薬膳料理専門店 「貞林」 1
先日、東莱(トンネ)にある韓定食の店 「정림」(貞林=チョンニム)で、夫と昼食をいただいた。以前からこの店の評判は聞いていて、いつか行ってみたいと思っていた。最初に訪れたとき(予約なし)は満席で入れず、その次は予約しようと電話したら当日の予約は不可と言われ断念。
この日も、急きょ行くことにしたので予約はしていなかったが、ダメもとで店を訪ねるとすんなり入ることができた。しかしこれも開店(12時)後間もない時間だったためのようで、その後続々と客が訪れあっという間に席が埋まっていった。やはり、店に行くことが事前に決まっているなら、予約しておく方が無難のようだ。
店は東莱市場の近くにあり、屋根瓦つきの門が重厚な雰囲気を醸し出している。門の脇には 「韓国伝統飲食研究院」 と漢字で書かれた看板も見える。
この店は、「薬草ヤンニョム研究院」 の院長でもある薬膳料理専門家・鄭英淑(チョン・ヨンスク)さんが代表を務める薬膳料理専門店。野山で採れた薬草を熟成・発酵させたヤンニョムと、天然の食材を使った料理を提供することで有名なのだそうだ。
店の敷地内には緑がいっぱいで、実際に休憩できるあずまやもある。
この建物は今は倉庫として使われているようだが、中には昔のかまどがあった(▼)。
そして敷地内のあちこちに大きな장독(チャントッ=甕)がたくさん並んでいた。
こちらが店の入り口(▼)。
私たちが案内されたのは1階の席だが、2階にも席があるようだ。部屋の中にも通路にも、食材を熟成・発酵させているらしき大きな容器が多数並べられていた。
ガラス容器の上にのせられているのは、늙은호박(よく熟したカボチャ▼)。この日はこの後、これを使ったメニュー호박전(ホバッチョン)も出てきた。
つづく
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