松島名物ダイビング台 2
つづき
おいしいキムチチゲをいただいて、海辺へ。
松島海水浴場は日本の植民地時代の1913年に、韓国初の公設海水浴場として開場された。今年は開場100周年ということで、海水浴場周辺が整備されたり記念イベントが開かれたりしている。
海雲台(ヘウンデ)や広安里(クァンアルリ)などに比べると、少し寂しいイメージのある松島海水浴場だが、1960~70年代には多くの避暑客が訪れる大人気の海水浴場だったそうだ。その当時、松島海水浴場にはダイビング台・遊覧船・海上ケーブルカー・吊り橋があり、 「4大松島名物」 と呼ばれていたそう。
開場100周年を記念して、かつて人気を集めていた4大名物を復元しようという声が上がり、現在、復元事業が進められている。まず1つ目として、この夏、ダイビング台が復元された。ビーチ脇には、4大名物をデザインしたオブジェも設置されたとか。
この日は、その復元されたダイビング台を見物しがてら松島に遊びに来たのだった。こちらが亀の形をデザインしたダイビング台(▼)。波打ち際から数十メートル沖側に設置されており、ダイビング台までは各自泳いでいかねばならない。
ダイビング台には高さの違う飛び込み台が2つある。こちらが高い方(▼)。潮の干満によって違いはあるだろうが、海面から5~6mほどあるそうだ。
実際に飛び込んでみた友人の話によると、ビーチからはさほど高く見えないが、実際にダイビング台に立つと、10mほどあるのではないかと思えるほど高く感じられ怖かったとのこと。私が見ている間にも何人か飛び込んでいたが、頭からジャンプする人もあれば足から下りる人も。
反対側のダイビング台はもっと低く、こちらの方が手軽に体験できるとあって次々と飛び込んでいた(▼)。
それにしても、松島の海水浴場は比較的水深が深いのだなと。広安里は遠浅なので、もしこういうダイビング台を設置するなら、もっと沖合でないと無理なのではないだろうか。
つづく
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