交流サッカー大会

dilbelau

2013年05月16日 08:43

先日、私が現在勤めている職場(新聞社)と、同社と姉妹関係にある日本の新聞社の交流会があった。両社は10年前に姉妹関係を結んで以来、これまで、互いに新聞記者を相手新聞社に派遣したり、定期的に討論会を行ったりと交流を深めてきた。

交流プログラムの1つに、7年ほど前から行われているサッカー大会がある。両社社員が毎年、釜山と福岡を交互に訪れてゲームする。今年は釜山の総合運動場内にある 「釜山アシアド主競技場」 で開催された。2002年のアジア大会とFIFAワールドカップの開催のために建設された競技場で、収容人数は56,000人。現在は、Kリーグの 「釜山アイパーク」 の本拠地としても使われている。

外から見るとドーム球場のようだが、天井の中央部分は開いている。



競技場前の地面には、サッカー選手の足型とサイン・メッセージなどが刻まれたプレートがはめこまれている。


차두리(チャ・ドゥリ)選手のもの(▼)。ドイツ生まれとは知らなかった。


サッカーコートを取り巻くように陸上競技用のトラックがある(▼)。この日の翌日、「釜山アイパーク」 と 「大田(テジョン)シチズン」 のゲームが予定されていたため、横断幕が取り付けられたりトラック上に観客席が設置されたりと準備されていた。


私が競技場に到着したときにはすでに両社の関係者の皆さんはほぼ勢ぞろいしていた。以前、大変お世話になった方たちに久しぶりにお会いし、嬉しくていろいろおしゃべりしていると、試合開始前に何と허남식(ホ・ナムシク)釜山市長が挨拶に来られた。釜山市の行事というわけでもないのにいらっしゃったので驚いた。

そしていよいよ試合開始。



普段からサッカーをしている方も多いそうで、素人の私が見てもかなり本格的なゲームだというのは分かった。ここ数年、福岡側の新聞社が連勝していたそうだが、今年は私の職場側の勝利。

試合後は近くの焼肉店で夕食を食べつつ親睦を深めた。その後、2次会やカラオケに行った人も多かったようだ。

日韓は政治的・歴史的なことでは何かと騒がしいが、こういう草の根の交流は絶やしてはならないとあらためて思った。そもそも交流なんてものは自然発生的に生じて自然に深まっていくものなのだから、あらためて硬く考える必要もないのだろうと感じた。交流は目的ではなく結果なのだから。

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