ニューかめりあ 1

dilbelau

2012年12月21日 09:04

先日、初めて 「ニューかめりあ号」 を利用して福岡へ行った。釜山港を出港するのは22:30だが、乗船手続きは18:00~18:30に済ませるように指示される。出港の4時間も前に何故??と思ったが、そういう決まりらしいので仕方がない。

18:15頃に港に到着すると、1階ロビーにはかなりの数の人がいた。大きな段ボール箱の荷物をいくつも持っている人や、2リットルくらいはありそうなビールのボトルを何本も持っている人、登山スタイルの人などさまざま。ほとんどが韓国人のようだ。金曜日の夜に出港する便だったので、週末を利用して九州に遊びに行く人も多いのだろう。

出国手続きは19:00~19:40、乗船は19:25から始まった。私の部屋は2等室。11人まで利用できる大部屋だ。値段に応じて、特別室や特等室、1等室、2等室があり、今回は往復59,000w(サーチャージ・港湾利用料別途)のチケットをTMONで購入した。ニューかめりあ号の旅客定員は647人(営業旅客数522人)。

以前利用した大阪行きのパンスタードリーム号は、港から船に乗り込んですぐのところにエスカレーターがあり、重い荷物があっても客室のあるフロアーまで楽に上がることができた。しかしこのニューかめりあ号は階段。中には大きくて重そうなスーツケースを持って階段を上がるのに手こずっている人もいた。

後で知ったのだが、階段の奥にはエレベーターがあった。しかし初めての人にはエレベーターの存在は分かりにくい。階段のところに分かりやすくエレベーターの表示をしておけば親切なのにと思った。

私の部屋には私を含めて乗客は7人。韓国人が4人、日本人が3人だった。

乗船して部屋に荷物を置いたら、船内のレストランで食事をしたり、入浴したり、部屋でおしゃべりしたりと各自思い思いに過ごす。この日は乗船して間もなく 「宮崎マラソン選手団の皆さんはレストランで食事してください」 という放送が韓国語で流れていた。福岡から宮崎まで移動してマラソンに参加するのだろう。後に調べてみると、12月9日に宮崎で開かれた 「青島太平洋マラソン2012」 に参加した人たちのようだ。

私はまず、以前この船を利用したことがある夫のおすすめの4階前方の展望ラウンジに行ってみた。夫が話していた通り船の先頭にあり、窓の外がすぐ船首部分だ。イルミネーションに彩られたロッテ百貨店光復店が見えていた。このラウンジは人の通り道ではないためか、あまり知られていないようで、利用する人はあまりいなかった。静かに過ごすには穴場的な空間だ。





その後も船内を探検。デッキに出ると、影島(ヨンド)の夜景がきれいに見えていた。オレンジ色の光が独特の雰囲気をかもし出している。



遠くに龍頭山(ヨンドゥサン)公園の釜山タワーが見えている(▼)。今年4月に灯台機能がプラスされ、日没から22:40まで光を放っている。韓国の灯台の中では最も背が高く、「観光灯台」 に指定されている。住民の生活を妨害しないよう、南港大橋側の方向だけを照らしているそうだ。





デッキにも椅子があるが、寒かったので利用している人はいなかった。







港にはコンテナがたくさん積まれていた。



つづく

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