ジャパン!!
先日、韓国人の友人に誘われて、夫・私の3人で映画を見に行くことになった。映画の前に夕食をと向かった先は、会場(映画の殿堂)近くの新世界(シンセゲ)百貨店センタムシティの9階フードコート。
この日は、ふぐ料理専門店 「금수복국」(クムスポックッ)でいただくことにした。海雲台にある本店は1970年4月創業、2代にわたって42年間営業を続けている老舗のフグ料理専門店だ。
案内された席につき、メニューを広げてどれにしようかと日本語で話していると、その様子を見た店員さんが間髪入れず店の奥の方に向かって 「ジャパン!!」 と大声で叫んだ。どうやら日本語のできる店員さんがいるらしい。私たちを見て、韓国語のできない日本人観光客3人だと思ったようだ。
韓国人の友人が 「いえいえ、私韓国人ですし、この人たちも韓国語できます」 と説明すると、店員さんは苦笑い。日本人客もたくさん訪れるのだろう。
この日も寒かったので、アツアツのふぐスープをいただくことに。使われているふぐの種類によって値段が3種類。음복(シロサバフグ)は11,000w、밀복(マフグ)は15,000w、까치복(シマフグ)は18,000w。それぞれ辛い味と辛くない味がある。
店員さんによると 「シロサバフグは中国産です。マフグとシマフグは韓国産ですが、やはりシマフグの方がおいしいです。味の違いがはっきりお分かりいただけると思います」 と、当然ながら一番高いシマフグを薦める。私たちは間を取って、マフグのスープ(15,000w)を注文した。

アツアツのスープには、豆の部分を取り除いたたっぷりの豆もやしと、ふぐの身がごろごろ。スープにはお好みで酢を少々垂らすと味が引き締まる。ふぐの身は、これまたお好みでチョジャン(酢とコチュジャンを混ぜたもの)をつけていただく。

淡白なふぐの身と、しゃきしゃきのもやし・セリの食感がよく合う。スープはご飯とおかずがセットになっている。
おいしくいただいて、いざ映画の殿堂へ。
금수복국 新世界センタムシティ店
釜山市海雲台区佑洞1495 新世界百貨店センタムシティ 9階
(051) 745-1951
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