どじょう汁は秋に

dilbelau

2012年10月01日 08:50

先日の昼食は、「野田総理も食べたというチュオタンにしましょうか」 という上司の提案で추어탕(チュオタン=どじょうのスープ)。すっかり秋らしくなり、こういうスープ料理が食べたくなる時期になってきた。

特にチュオタンは秋に食べるのが最もおいしい。秋のどじょうは、冬眠に備えて栄養分をたっぷりためこむ。その肥えたどじょうを使うので、秋のチュオタンが一番おいしいのだ。漢字でも、チュオ(どじょう)は 「鰍魚」 と、魚へんに秋という字が使われるのも納得だ。

この店に入るのは久しぶりだったが、相変わらず多くの客でにぎわっており、店のおじさんの丁寧な対応も以前と変わらない。

おかずもだいだいこの店の定番のものが出てくる。やわらかく茹でた(?)昆布を丸めたもの(塩辛につけて食べる)や、甘辛のタレをからめたスケトウダラなど。



チュオタン(6,000w)には、つぶしたニンニクや山椒、刻んだ青唐辛子などを好みで加えていただく。



どじょうのスープというと語感はあまりよくないが、生臭くもなく菜っ葉もたっぷり入っていてとてもおいしい。栄養価も高いのだそう。

作るのもなかなか手が込んでいるようだ。まずどじょうを水に入れて火にかけよく煮込む。柔らかく煮込んだどじょうを、目の粗いザルの上にのせしゃもじでこすと、ザルには骨や皮が残って下に身だけが落ちる。こうしてこした身を沸騰させたダシに入れ、コチュジャンやテンジャンで味を調えれば出来上がりだそうだ。

おいしくいただいた。おなかいっぱい。

양지추어탕(ヤンジチュオタン)
釜山市東区水晶2洞550-10番地
(051)467-3924

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