芸術的な食卓

dilbelau

2012年09月24日 08:49

先日、日本人の友人2人と夫・私の4人で、お気に入りの食堂 「소예(ソイェ)」 で昼食をいただいた。完全予約制の店で、メニューは 「日替わり定食」(7,000w)のみ。「日替わり定食」 と呼ぶにはもったいないほど、目でも楽しめるよう彩り豊かに盛り付けられた料理はどれも非常においしい。手間ひまかけて、心をこめて作ってくれているのが伝わってくる。

あらかじめ(当日の朝)予約しておかねばならないので、「たまたま近くを通りかかったから食べていこう」 というようなことはできないが、逆に予約してあるので、行ってみたら店が休みだったとか満席でしばらく待たねばならなかったとかいうことはない。

料理は季節の旬の素材を使って作られるので、行くたびに新しい料理がお目見えする。今日はどんな料理かなと毎回楽しみだ。前回行ったのは夫の誕生日の頃だったので、ちょうど2ヶ月ぶりだ。たいてい女性客が多いのだが、私たちが店に入ったときには珍しく男性客の方が多かった。

店のおばさんは相変わらず忙しそうにしている。買出しや調理、盛り付けなどの準備段階はもちろん、12時に店を開けてからも配膳・下膳、洗い物まで全て1人でこなす。その合間に、自家用車で来店した客に車を停める位置を説明しに表に出たりと、大忙しだ。

さて、この日も芸術的な料理の数々が並ぶ。



特に目を引くのはこちらの2品(▼)。太いきゅうり(の一種?)にマッシュドポテトをあしらったもの(手前)と、粉チーズと唐辛子をトッピングしたナスを豆腐の上にのせたもの。いずれも意外な組み合わせだが、それぞれの素材の味が生きていてとてもおいしかった。



こちらも初めて目にする一品。昆布で豆腐を巻いたもの(▼)。あっさりとしていておいしい。奥はエビと野菜のマリネ。



かぼちゃの煮物も、上にナツメやナッツをトッピングすることでぐっとおしゃれに(▼)。



この日の汁物はわかめスープ。



他にも柚子風味のタレで和えたジャコや、トラジの和え物、青唐辛子の味噌和え、海苔の和え物、ごぼうの煮物、野菜サラダ、カクトゥギなど、どれも大変おいしくいただいた。大満足。

소예(ソイェ)
釜山市水営区民楽洞164-23
(051) 752-1727
営業時間:昼食時のみ(予約必須、予約は当日の朝9時頃以降に、2名以上可)
定休日:火曜日・(日曜日)
* 41番バス民楽方面 「동방시장(東方市場)」 下車、バスの進行方向に進んですぐの角を右へ。T字路に突き当たったら再び右に曲がるとすぐ左手にある。

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