安東まで389kmの道 4

dilbelau

2012年04月11日 21:11

つづき





散歩道の中央には白線が引かれ、歩行者と自転車用に区分けされている。本来通ってはいけないはずだと思うが、時々バイクも走ってくるので注意、注意(▲)。



この散歩道は 「洛東江縦走自転車道」 でもあるそうだ。洛東江の河口を起点として、はるばる慶尚北道の안동(安東=アンドン)市にある安東ダムまで、洛東江の流れに沿って全長389kmも続いている道なのだそう。道の脇には、無料の空気入れの機械も設置されていた。



桜の下にシートを敷いて飲んだり食べたりという日本式のお花見スタイルとは違い、桜の下をのんびり歩くというのが韓国のお花見スタイル。散歩道脇に設置されたベンチや土手に座って飲み食いしている姿もたまに見かけたが、ほとんどの人は桜を愛でながらゆっくり歩いていた。



椿の花も、桜に負けじと咲いていた。



桜を楽しみながら散歩道を北へのんびり歩いていたが、桜並木は果てしなく続いているようだったので適当なところで引き返し、今度は洛東江を右手に見ながら南側(河口側)へ。こちらも同じく、桜のトンネルがずっと続いていた。河口まで続いているのだろうか。





散歩道を河口方面に歩いていると、やがて釜山と金海を結ぶ軽電鉄の 「괘법(掛法=クェボッ)르네시떼(ルネシテ)」駅のところに来た。



散歩道とルネシテ駅は陸橋でつながっている。ルネシテ駅の1つ向こうが、軽電鉄の起点 「沙上」(ササン)駅。帰りは沙上駅まで歩き、沙上から地下鉄2号線を利用して帰ることにした。

沙上駅には西部市外バスターミナルがあり、少し前はバスターミナルの建物を工事していたが、この日通りかかるとすっかり完成していた。

見慣れた南川(ナムチョン)の桜並木も美しいが、この散歩道の桜並木も素晴らしかった。南川のように、桜のトンネルの下に路駐の車がずらりと並んでいるというようなこともなく、南川より規模もはるかに大きい。爽やかな春の風を受けながら、実に気持のよいお花見ができた。

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