暴炎注意報!!
最近残暑が厳しい韓国だが、昨日・今日は特に暑かった。
15日の各地の最高気温は、대구(大邱=テグ)34.2度、서울(ソウル)31.3度、밀양(密陽=ミリャン)34.5度、강릉(江陵=カンヌン)30.7度、경산(慶山=キョンサン)34度、순천(順天=スンチョン)33度と、南部地方の大部分が32度を超えていたそう。例年より5~7度ほど高い数値だ。釜山は30.7度だった。
これらは9月中旬(10~20日)の気温としては、1907年に気象観測を始めて以来史上最高だったそうで、全国的に폭염주의보(暴炎注意報)が発令された。
暴炎注意報とは、6~9月の間で1日の最高気温が33度以上で、1日の最高熱指数(気温と相対湿度から計算)が32度以上という状態が、2日以上続くと予想されるときに発令される。
ちなみにワンランク上の폭염경보(暴炎警報)は、同じく1日の最高気温が35度以上、最高熱指数が41度以上という状態が2日以上続くと予想されるときに発令されるもの。
日本でいうと 「高温注意情報」 に当たるものだが、
「暴炎」 とはいかにも暑そうだ。
この猛暑のため全国的に電力需要が急激に増加し、全国各地で停電が起こった。多くの人がエレベーターに閉じ込められ、病院では治療ができなくなり、道路では信号が作動せず交通事故が相次いだりと、多くの被害が出た。
夫の大学でも20分間ほど停電したため、夫を含め一部の先生は授業を休講にせざるを得なかったのだそうだ。
また、日中の最高気温と朝晩の気温の差が激しいため、風邪を引いたり体調を崩す人が増えているそうだ。日が暮れ始めると、真昼の暑さがウソのように涼しくなる。暑いとは言ってもやはり9月。真夏よりは湿度も幾分低いのだろう。
この猛烈な残暑もひとまず明日までという予報。日曜日(18日)からは最高気温が25度前後と一気に涼しくなる予想だ。
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