これはいける!! 牡蠣ジョン
映画 『푸른소금(青い塩)』 を観終わったのは11:30過ぎ。夫と大学街で昼食を食べることにした。チュソクの連休中なので、営業していない店もけっこうある。
向かったのは굴국밥(牡蠣クッパ)で人気の 「향토집 굴국밥」。大粒の牡蠣とダシのきいたスープが絶品の
牡蠣クッパ(6,000w)は何度食べてもおいしいが、この日は대구탕(テグタン=鱈のスープ)をいただくことにした。映画の中で何度も登場した북어탕(干しスケソウダラのスープ)がやけにおいしそうだったので、具は違うが同じスープ料理ということで。
牡蠣クッパと同じくテグタンも、辛い味か辛くない味かを選択する(いずれも8,000w)。私は辛くない味を。テグタンに加え、夫おすすめの굴전(牡蠣のジョン=10,000w)も注文。
続々と客が入ってきて、あっと言う間に満席に。しかし韓国人は平均的に食べるのが速いので、行列ができてしまうというほどではない。満席の客の対応で、店のおばさんたちは客席の間を小走りになりながら、あちらへこちらへと大忙しだ。
テーブルに運ばれてきてもしばらくはまだグラグラとあぶくが立っているテグタン(▼)。
生の鱈を使ったテグタンはもっと値段が高いのでこの店のは冷凍の鱈だろうが、それでも充分おいしい。上品な白い身の鱈がたっぷり入っている。具はほかに大根とセリ。
主役を引き立てるのは、カクトゥギやサラダ風キムチ、海苔など。
牡蠣のジョンは一口サイズになっている(▼)。ネギや唐辛子のスライスを混ぜ込んだ卵の衣で牡蠣の身を包み込むように焼いている。醤油ベースのソースにつけていただく。口に入れた瞬間は卵の優しい味が、そしてかむほどに牡蠣の旨みがじんわりと口の中に広がる。日本人の口にもよく合うと思う。
店内の大きなテレビで放送されていたニュースでは、アナウンサーも天気予報のお姉さんも韓服姿だった。あらためてチュソクだなと感じる。非常においしくいただいた。
향토집 굴국밥 대연(大淵)本店
釜山市南区大淵3洞561-1
(051) 627-9985
부경대(釜慶大)正門から横断歩道を渡り、左へ歩く
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