済州島紀行-土城-42

dilbelau

2011年08月27日 09:17

つづき

この日は時間外なので入れなかったが、展示館内には関連資料が展示されている。敷地内を散策し門の外へ出る。門の外も緑が美しく整備されている。





目にも鮮やかな緑に見とれていると、ふと 「토성(土城)こちら⇒」 という看板が目に入った。土城まで遊歩道が整備されているようなので、行ってみることにした。



歩き始めて間もなく視界が開け、遠くに海も見える(▼)。済州島の北側の海だ。



木製の階段を下り、さらに遊歩道が続く。



やがて遊歩道が終わるところ、そこが土城だった。土手のような感じで左右にずっと伸びている。案内図を見ると、当時の缸坡頭城があった場所(現在の抗蒙遺跡址)をぐるりと取り囲むように土城が築かれているのが分かる。





土手の上から望む海(▼)。蒙古軍はこの海の向こうから攻めてきたのだろう。



済州島には 「済州馬」 または 「果下馬」 と呼ばれる馬がいるが、これは 「果樹の下を通り抜けることができるほど小さい」 という意味で、短い足と長めの胴体が特徴。これらの馬はモンゴル軍が自国から連れてきた約160頭の馬と済州島の在来種が掛け合わさって誕生したものだそうだ。

やがて私たちは抗蒙遺跡址を後にする。島のあちこちでも見られたが、この遺跡址周辺にもあじさいの花が暑さに耐えるようにしてまだ咲いていたのが印象的だった。



항몽유적지(抗蒙遺跡址)
済州市涯月邑上貴里1012
(064) 713-1958
入場時間:9~18時
入場料:大人500w


つづく

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