おっかさんの定食
夫と 「커피 이야기」 でおいしいコーヒーをいただいた後は、久しぶりに ”アノ店” へ行ってみようとカフェを出た。4,000wでおいしい백반정식(白飯定食)がいただける、「
세뚜리」 という店だ。
いかにも ”おっかさん” 的な雰囲気のおばさんが、主にお一人で切り盛りされている食堂。住宅街の中にあるその食堂は、食堂自体も一般の家屋を改造したような造りだ。
飾り気のない雰囲気だが、しかし ”おっかさん” の料理の腕は確かで、季節によっていろいろ変わるおかずはどれもとてもおいしいのだ。定食の他にも、チョングッチャン(納豆汁)や韓方サムゲタン、鴨肉のプルコギ、海鮮パジョンなどメニューはいろいろあるのだが、私たちは行く度にさまざまなおかずを楽しめる定食を注文することが多い。
この日もやはり定食を。
店内はいくつかの部屋があるのだが、どの部屋も食べた後のお皿がまだそのままだ。つい先ほどまでたくさんの客が来ていて、とても忙しかったのだろうという様子がうかがえる。
やがて、運んできてくださったこの日の定食(▼)。
中でも目を引くのが、中央の焼き秋刀魚。特性のヤンニョムがかけられているのだが、このヤンニョムが実においしい。あまりにおいしくて、お皿に残ったヤンニョムをご飯にのせていただいたほどだ。
これら(▲)のおかずは2人分で、ご飯とスープはそれぞれに。
この日のスープは명태국(干しスケトウダラのスープ)。大根やモヤシも入っている。スケトウダラのダシがよく出ていて、これも絶品だった。
どれもこれもおいしく、ほとんどのおかずをきれいに食べつくしてしまうほど、たくさんいただいた。食べ終わった頃を見計らって、いつもの通りおばさんが식혜(シッケ)を持ってきてくれる。優しい甘さだ。
まるで自分の家にいるようにくつろげる、居心地のいい空間だ。
세뚜리
(051) 626-2715
定休日:日曜日
場所:地下鉄2号線 「金蓮山」 駅の3番出口と5番出口の間にある、海の方へと下りていく細い道に入ってすぐ左手。
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