約1ヶ月ぶりに釜山に戻ってきた私たち。思っていた以上に釜山も暑かった・・・。例年にない猛暑のため、エアコン使用に伴う消費電力量が増加し、我が家のアパートでもこの夏3回も停電が起きていたそうだ。
ちなみに韓国語ではすさまじい暑さのことを指す 「폭열(暴熱)」 という言葉がある。いかにも 「暴力的な暑さ」 だ。
涼みに行きがてら、また今回日本滞在中に買い求めたiPod touchをWifiエリアで試してみがてら、いつものスタバへ夫と向かった。
久しぶりのスタバは特に変わりなし。早速iPod touchを試してみる・・・が、どうも電波が弱いのかうまくインターネットに接続されない。以前はこのスタバにも、その場所がWifiエリアであることを示す表示があったのだが、そういえば今はその表示がない。
前にWifiエリアだった場所が今はそうではなくなった、ということなのかどうなのか、とにかく何故かうまくいかない。また他の場所で試してみることにして、この日はあきらめた。
さて、ひとしきり読書などを楽しみ、近所の 「공시향(共享)」 という中国料理店へ昼食を食べに行く。この店は、平日のランチタイムには麺類や飯類など6種類のメニューが、
一律5,000wに割引されるというサービスがある。
この日は、この店ではまだ食べたことのない 「소고기잡채밥(牛肉チャプチェ飯)」 を注文することにした。もとの値段は10,000wなので、半額でいただけることになる。
店内は、この割引サービスのせいなのかどうか、えらく賑わっていた。もう私たちの顔を覚えてくれた店員さんが、愛想よく対応してくれる。
これが牛肉チャプチェ飯。右に白飯、左に牛肉のチャプチェ、その中央にチャジャン麺の甘辛いソースがかかっている。
韓国人ならこれを全部よく混ぜて食べるのかもしれないが、私は全部を完全には混ぜてしまわず、それぞれの味を楽しめるようにしていただいた。
細切り牛肉たっぷりのチャプチェはしっかり味でご飯が進み、チャジャン麺のソースも言わずもがな。見た目よりもボリュームがあって、食べ終えたときにはけっこうおなかいっぱいに。ずっしり来た。
一緒についてくる卵スープはあっさり味で、食後のパイン入りライチも口の中をさっぱりさせてくれる。
また、ちょっと嬉しかったのはコーヒー。韓国ではたいていの食堂の出入り口辺りに、無料のコーヒーディスペンサーが置いてある。食事と会計を済ませて店を出るとき、紙コップに出てくる量の少ないコーヒーを持って出て、店の前辺りで連れとおしゃべりしながら飲む、または歩きながら飲む、というのが韓国スタイル。
無料なので文句は言えないのだが、このコーヒー、非常~に甘い。ブラックコーヒー、ミルクコーヒー、砂糖コーヒーと選べるようになっているところもたまにあるが、ほとんどがミルクも砂糖もたっぷり入った甘い甘いコーヒーなのだ。
最初にこれを飲んだときは、あまりの甘さに一口でギブアップしてしまったが、人間 慣れというものは怖いもので、こちらに住んで時々飲んでいるうちに、甘いけれどコレはこういう飲み物だと割り切って、飲めるようになってしまった。時には、非常に辛いものを食べた後など、口の中を ”中和” する役割も果たしてくれるので、ありがたいと感じるときさえある。
さて、そんな無料のサービスコーヒーがここ 「공시향(共享)」 では、おいしいとまではいかないが、平均的なものに比べるとまずまず飲めるのだ。ミルク・砂糖・ブラックも選べるようになっており、一応コーヒーらしき香りもする。
ディスペンサーの上部には、コーヒー豆が入った部分が見えているので、ミルつきコーヒーメーカーなのかもしれない。よくある 「티타임(Tea Time)」 と書かれた小さな機械とは随分違う。
ご馳走さまでした。
共享(공시향)
釜山市水営区南川洞5-2
(051) 621-5600
営業時間:11:30~22:00