Yさんの案内で初めてのCOSTCOを満喫し、店を出たのはお昼過ぎ。そろそろおなかが空いていたが、COSTCO内のフードコートを利用せずに店を出たのは、この日の昼食の目的地は2人で既に決めてあったからだ。海雲台の 「예이제(イェイジェ)」。日本語にすると 「昔と今」 という名前の、素敵な韓定食屋さんだ。
観光ガイドブック等に必ずと言っていいほど載っているため日本人の間では有名なこの店も、意外と韓国人にはあまり知られていないようだ。
この店を訪れるのは、この日で3回目。1回目・2回目とも一緒に行った友人・知人がご馳走してくださったため、自分のお財布で支払って食べるのは実は初めてだった。
ランチメニューはAコース(15,000ウォン)とBコース(25,000ウォン)の2種。夜はもう少し料金も上がり、コースの種類も増える。私たちはAコースを注文。3組ほどの客が入れる半個室でゆったりと座る。座敷だが掘りごたつのようになっているので、広いCOSTCO内を歩いて少々疲れた足をゆっくり休めることができる。冬には足を下ろす部分もオンドルで暖かくなるのだろう。
料理は日本の会席料理のように、少しずつ運ばれてくる。料理はどれも彩り美しく、盛り付けも上品。使われている真鍮の食器も、ピカピカに磨き上げられており高級感漂う。
(▼)写真は、チャプチェとサラダ、そして右奥に見えているのはかぼちゃ(黄)・紫芋(紫)・ジャガイモ(白)のポテトサラダ。
(▼)上のサラダを混ぜたところ。添えられているドレッシングは、桑の実から作られているそうで、淡い紫色が美しい。
(▼)あわびのお粥。韓国では日本よりあわびをよく食する。
(▼)牛肉と野菜の和え物(右)。牛肉は竜田揚げのようになっている。白いお餅(トッポッギに使われるお餅)ときのこの料理(左)。
(▼)素揚げしたカニの甘酢あんかけ。殻ごと全部バリバリいただける。
(▼)美しい黄色とピンクのお餅で、野菜とソースを包んでいただく。
(▼)なすびとヨモギ(?)のジョン(お焼き)。
(▼)私の大好物、ゴマのスープ。香ばしい香りがなんとも言えない。具は豆腐やきのこなど。
(▼)도토리 묵(どんぐりで作った寒天状の食べ物)(左)と、厚揚げの間に具をはさんだもの(右)。
(▼)そしてご飯とテンジャンチゲが運ばれてくる。テンジャンチゲは、テーブルの上のIHヒーターの上にのせると、間もなくグラグラと沸騰。
(▼)ご飯のおかず類。魚やズッキーニの炒め物、もやしの和え物、じゃこの炒りつけなど。
少しずつたくさんの種類をいただける、女性にとっては嬉しいランチコースだ。Yさんと楽しくおしゃべりしながら、おなかいっぱいおいしくいただいた。
テーブル席は個室にはなっていないが、上手に配置してあるので、落ち着いて食事することができる。
예이제本店
釜山市海雲台中1洞 1150-8 4階
(051)731-1100
営業時間:10~22時