'10.5.19(水)亀も祈る

dilbelau

2010年05月19日 09:12

つづき

迫り来る岩肌に沿って歩いているとあまり分からなかったが、少し離れたところからその岩肌を見てみると、自然の造形の不思議をつくづく感じる。







散策路に設置されている案内板によると、

*****

「岩脈:もともとあった岩石内の隙間に沿って貫入した火成岩体」

松島海岸散策路で観察できる岩脈は全て硅長岩質で、1~3m程度の厚さで総6枚が東西方向に貫入した様子が見られる。周辺の堆積岩層に比べ明るい色を帯びており、主に層理面を垂直に切りつつ貫入した状態だ。

岩脈の表面にははっきりした流動構造を見せ、これを通してマグマが流動した方向を判断することができる。表面は風化作用により濃い黄色を帯び、新鮮な面は薄い白色で粒子がきめ細かい状態だ。

*****

とのこと。専門的なことはあまりよく分からないが、”マグマが流動した” などという表現を見ると、これら岩石のとてつもない歴史の長さを感じる。

さて、こちらは大学生らしい男女のグループ(▼)。釣竿を手元に置き、釣りは一旦休憩して歓談中だろうか。



と思っていたら、遊歩道をもう少し先に進んで振り返ってみると、男性陣はパラソルの下、女性陣は釣竿を持って水際、という状態になっていた(▼)。釣竿を持つ彼女たちの姿は、なかなか凛々しくさまになっていた。この日、他にも若い女性釣り客を見かけた。



また、散策路の途中にこんな亀の石像が(▼)。
土台には、「市民の心身鍛錬のための散策路です。健康と家庭の幸福を祈ります。」 と刻まれている。
この散策路を整備した、松島海岸散策路造成公社がここに設置したものだそうだ。



つづく

関連記事