'10.5.15(土)ナンジャモンジャの花

dilbelau

2010年05月15日 12:27

時々行く近所の大型マート。買い物を終え、自転車をこぎ出そうとしてはっと目にとまった白い花。



どこかで見たことがある・・・。どこだっけ・・・、何の花だっけ・・・と数秒考え、思い出した。

そうだ、そうだ。

あの俳句に出てきた花だ。
以前、国際交流財団主催の 「市民世界文化教室」 で日本語組を担当していたとき、授業に参加されていたある韓国人女性Pさんの詠まれた俳句。

「배고픈오후 눈으로먹는다네 이팝나무꽃」
直訳すると 「空腹の午後 目で食べる ヒトツバタゴの花」

この 「이팝나무꽃」 というのが 「ヒトツバダゴ」 別名 「ナンジャモンジャ」 の花のことなのだそうだ。

この句は、3年前の俳句大会で大賞を受賞した作品で、「花にご飯を連想し、貧しい時代にも思いをはせた作者の人間としての年輪を感じさせる。自然と対話しなければ生まれない作品」(郭院長)と高い評価を得たのだそうだ。(西日本新聞2006年12月25日記事より)

韓国にも俳句があるのだと、その時初めて知って驚いたものだった。

この俳句に出てくるナンジャモンジャの花がどういう花か、当時調べてみて写真では見たことがあったが、実物を見るのはこの日が初めて。なるほど、そう言われてみれば、真っ白の細かい花がご飯粒を連想させるというのもよく分かる。




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