'10.4.22(木)日替わり定食一丁!

dilbelau

2010年04月22日 20:47

以前夫と一度行った、「세뚜리」という名前の食堂。住宅街の一角にあり、住宅を改装して食堂にしたらしい家庭的な雰囲気の店だ。

その店の 「백반정식(4,000ウォン)」 が妙に食べたくなり、雨上がりの気持ちのいい道を歩いていった。

「백반(白飯)」 とは文字通り 「白米で炊いたご飯」 という意味もあるが、「(飲食店で)ご飯・スープ・おかずをそろえた定食」 という意味もある。なので、「백반(白飯)정식(定食)」 と書くと、”定食” が2つ重なってしまうようだが、この店のメニューにはそう書かれていた。

以前この店に来たときには、私は 「ピビンパと納豆汁のセット」 を注文し、夫がその 「백반정식」 を頼んだのだった。夫の 「白飯」 のおかずの一つとして、小ぶりながらサンマの塩焼きが1尾出てきておいしかったのを覚えている。この日もサンマが出てくるかと期待しつつ、「백반정식」 を注文した。

ほどなくたくさんの小皿のおかずと、ご飯・チゲが運ばれてきた。



おかずは、前回来たときとは微妙に異なる。そのときに手に入る旬の食材を使って作る、いわば日替わり定食というところだろうか。前回もそうだったが、野菜や海草のみでヘルシー。



チゲは、豚肉・豆腐・白菜などが入り、なかなかボリュームがある。適度な辛さだ。

前回、サンマは注文を聞いてから焼いたようで、他のおかず類より遅れて持ってきてくれた。この日もそうだろうかと期待しつつ、今焼いてくれているのかなとワクワクしながら食べていたが、結局この日はサンマはなし・・・。

確か、前回夫が注文したときの 「白飯」 についてきたスープは、普通のお味噌汁で量もそんなに多くなかったように思う。この日はサンマがない代わりに、チゲでボリュームを出していたのだろう。

なるほど。やはり日替わり定食という感じだ。

サンマを思い描いて来たので少々ガッカリしたが、充分おいしくいただきおなかいっぱいに。
この日も食べ終わったころを見計らって、食後の 「식혜(シッケ=麦芽溶液に固めのご飯を入れて発酵させた甘い飲み物)」 を持ってきてくれた。



チゲやキムチ類で多少口の中がカッカッしていたが、この甘いシッケを飲むと一気にそれがおさまる。まるで、インド料理を食べるときのラッシーのようだ。韓国の食堂で、食後にはたいてい甘~いミルクコーヒーを飲むのは、辛いものを食べて燃え盛っている口の中を静めるためではないかしら。



세뚜리
(051) 626-2715
定休日:日曜日
場所:地下鉄2号線 「金蓮山」 駅の3番出口と5番出口の間にある、海の方へと下りていく細い道に入ってすぐ左手。

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