'09.11.24(火)日本人は泣かないの?
週に1回参加している、
鄭戊錬先生の勉強会。
今読んでいるのは、キョンナム(朴慶南)さんという方が書かれた 『私の好きな松本さん』(三五館)という本。
ちょうど昨日読んだ部分に、戦争中の哀しい体験を綴った部分があったことから、ふと勉強会の参加者の1人の韓国人が鄭先生にこんな質問をされた。
「先生、この前射撃場の事故があったでしょう、あの時の様子をテレビで見ていましたけど、日本人の遺族の人は泣かないんですか?」
それを聞いたほかの参加者たちの中には、まるで同じことを疑問に思っていたかのようにうなずく人もあり、また 「日本人は心の中では悲しくても、我慢して泣かないんでしょ?」 と私に確認する人もあり。
それに対して先生は、多くの場合、人前であろうが何であろうが、悲しいときには号泣しながら全身でその悲しみを表現する韓国人とは違い、日本人は人前で感情をあらわに号泣するということはあまりしないのだ、などと説明をされていた。
その後どんなふうに説明されていたのか最後までは聞けなかったが、その質問をされた韓国人は、仕事で日本へ何度も行ったことがあり日本人との付き合いも多い方。そんな方でもやはり、日韓での感情表現の違い(特に悲しいとき)には驚きを隠せないような感じだったのが、私には意外だった。
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