'09.9.17(木)「木」という名の喫茶店

dilbelau

2009年09月17日 21:19

ここ数ヶ月の間に、うちの近所にできたコーヒーショップ数店。
いずれも前を通りかかるたびに気になっており、今日はようやくその中の一つに入ってみた。

「나무(木)」 という名前のコーヒーショップ。

コンクリート打ちっぱなしの ”無機質な” 感じの建物と、店の前の ”生きている” 木やプランター植物の生命感とのアンバランスさが、見る人を印象づける外観。



店内はそう広くはないが、明るい光が差し込み清潔そうな印象。店の中にも植物がたくさん置いてあり、気持ちが和む。



古いオルガンやタイプライター、旧式の扇風機、そしてメニューが書かれている黒板(昔ながらのチョークで書くタイプ)など、懐かしい昔の学校のような雰囲気を連想させもする。

入り口横の大きな窓はピカピカに磨き上げられ、照明の光が反射して映っていなければ、そこにガラスがあると分からないほど。



さて、黒板に書かれたメニューの中から、まずはアメリカーノ(3000ウォン)を注文。飲み物のほかに、ケーキやクッキー、またトーストやベーグルとコーヒーのセットメニューもある。テイクアウトも可。

コーヒー豆を挽く音が店内に心地よく響く。

やがて持ってきてくれたアメリカーノ。韓国のコーヒーは薄いことが多く、初めて入るこの店のコーヒーも(失礼ながら)それほど期待はしていなかったのだが、予想外においしい。

コーヒーを淹れてくれている途中、「少し濃い目ですが大丈夫ですか?」 と聞いてくれた通り、アメリカーノでも豆の香りがしっかり感じられ、おいしい。

私が日本人であることを知り、現在日本語を勉強中だという若い女性主人は、気さくに日本語で話しかけてくれる。コーヒーがおいしいので尋ねてみたら、バリスタとしての勉強もされたのだそうだ。

コーヒーを飲んでいたら、「おいしいですよ」 とリンゴをむいて出してくださる。
おっしゃるとおり、みずみずしく味も歯ごたえもよく、とてもおいしい。

気取った感じがなく、まるで友達の家に遊びに来たような感覚の心地よい空間。
「今度は主人と来ます」 という私に、『そのときは、もっともっとおいしいコーヒーをいれてあげます』 と笑顔で見送ってくれた。

営業時間:月~土 10~21時。土曜日は18時か19時で閉店することもあり。日曜日定休。

関連記事