'09.5.11(月)釜山名物タコ料理

dilbelau

2009年05月11日 12:49

昨日、夫の職場関係の方たちと、南浦洞で一緒に昼食をいただいた。

『개미집(アリの巣)』 というちょっと珍しい名前のその店は、海産物の料理を中心に出す店として有名なのだそうだ。店構えは特別大きいというわけではないが、テーブル席の1階と座敷席の2階があり、けっこうたくさんの客が入れそうだ。

私たちは30人弱の団体だったが、2階の座敷席(個室)にそろって座ることができた。

メニューは、낙지볶음(タコと野菜のピリ辛煮)、낙곱볶음(タコとホルモンのピリ辛煮)、낙새볶음(タコとエビのピリ辛煮)、곱창전골(ホルモン鍋)、해물탕(海産物の鍋)、아구찜(アンコウとモヤシの辛い鍋)など、海の街釜山ならではのメニューがずらりと並ぶ。
メニューは、南浦洞という場所柄、日本語でも表記してある。

私たちは、낙지볶음(タコと野菜のピリ辛煮)(1人6000ウォン)を注文。

フタ付きの浅い鍋に、タコ、野菜、당면(ジャガイモのデンプンで作った麺=春雨よりコシが強いので煮崩れない)、スライスした떡(餅)などが並べられ、その上にたっぷりのニンニクのみじん切り、そして特製コチュジャンが乗っかっている。

フタをして火にかけ、しばらくグツグツと蒸し煮にする。やがて頃合を見計らって店員がフタを開けていってくれるので、全体をよく混ぜる。

湯気を上げる鍋の中には、タコや野菜、餅などが非常においしそうに煮えていて食欲をそそる。(写真は4人分)



器によそって、短冊切りにした韓国海苔を上にちらしていただきま~す!
そのままいただいてもよし、白飯(料金に含まれている)の上にのせて丼のようにして食べるもよし。

ほどよい辛さでどんどん箸がすすむ。

私たちには 「ほどよい辛さ」 だと感じたが、後で同席していた韓国人の友人に聞くと、
「あれじゃあ全然辛くなかった。もっと辛かったらおいしかったのに…」
と残念そうだった。

こちらに来てもう数え切れないほど感じたことだが、やはり辛さに対する味覚は韓国人と日本人ではかなりの差がある。

この낙지볶음(タコと野菜のピリ辛煮)、돼지국밥(テジクッパ=豚肉の汁かけご飯)と並んで、釜山を代表する料理。

낙지볶음はソウルでも食べられるが、釜山のものとは少し違うのだそうだ。ソウルのものの方が汁気が少なく、辛さも強いのだとか。確かに、この店はそうでもなかったが、他の店で食べた낙지볶음はもっと辛かった記憶がある。



店の表からも水槽に入ったタコや貝が見えるようになっている。

개미집
釜山市中区東広洞2街11-13
(051) 246-0228

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