鴨なべ
先日、夫の元同僚の方々と昼食をご一緒した。向かったのは 「옹기촌」(オンギチョン)という鴨肉料理専門店。店名の옹기(オンギ)は素焼きの器、촌(チョン)は村という意味。この店では유황오리(ユファンオリ)といって、硫黄を食べさせて育てた鴨を使っている。鴨肉は弱アルカリ性で体によく、また体を温める作用のある硫黄を食べさせて育てた유황오리(硫黄鴨)は、骨や筋肉を強くしてくれるそうだ。
メニューは
鴨肉の焼肉やスープ料理など。この日は、「한방오리」(韓方鴨・42,000w/4~5人分)をいただいた。
엄나무(オムナム=ハリギリ)を煮出してとったスープに、황기(ファンギ=黃芪)など13種の漢方材料を使った料理。すぐ食べられる状態でテーブルに運ばれてき、カセットコンロの弱火で加温しながらいただく。鴨肉のおなかにはもち米や黒米、栗、朝鮮人参などが詰められて、一見、大きめで少し色黒のサムゲタンのような感じ。店員さんが食べやすいように手早く切り分けてくれる。
スープはサムゲタンより味がしっかりついている。小皿に取り分け、好みで岩塩を加えていただくが、そのままでも充分おいしい。いろいろな食材から出た旨みが凝縮されている。鴨肉も柔らかくクセもなくおいしい。時間が経つにつれもち米がスープを吸い、おじやのような感じになってくる。4~5人分とのことだが、4人で食べてかなりおなかがいっぱいになった。
またこの韓方鴨には、きのこと野菜のサラダがサービスでついてくる(▼)。各種きのこと野菜がきれいに盛り付けられ、ヤンニョムが添えられている。中央の黄色っぽい粉は、エゴマをすったもの。全体を混ぜていただく。ヤンニョムは辛くなく、キノコ類があっさりしているので味のアクセントになっている。
その他のおかず類。左上から時計回りにカクトゥギ、サトイモの茎の胡麻和え、ネギのコチュジャン和え(▼)。
同じく、生の白菜のコチュジャン和え、青唐辛子の味噌和え、キムチジョン(?)。
大変おいしくいただいた。
옹기촌(オンギチョン)
釜山市南区大淵3洞29-12
(051) 626-6360
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