2008年4月8日(火)探検
快晴。水営史跡公園に自転車で行ってみる。緑が多く、市民の憩いの場になっているようで、ここでも設置してある運動器具で運動している人や、熱心に将棋をしているおじさんたちがいる。とあるおじさんに、愛車をほめられた。
公園の敷地内に、民族芸術館や屋外円形劇場もある。円形劇場の階段状になった客席では、「野遊」の衣装や小物を日干ししていた。おじさんに話しかけると、その円形劇場では時々野遊などの舞踊が披露されるとのこと。今週末、近所のビーチ(広安里)で行われる漁坊祭でも 野遊を披露するそうだ。
午後は五六島が間近で見られそうな神仙台というところへ。途中からかなり長い上り坂にさしかかり、自転車を押して歩く。上り坂なので先は見通せないが、釣り道具屋が増えてきて海が近づいてきたことが分かる。
やっと坂のてっぺんまで来ると、海は見えるがお目当ての五六島は見えない。すぐそばにこんもりした小さな丘のような山があるので、自転車を置いて登ってみる。
山の斜面で畑を耕している人や、ヨモギを摘んでいるおばさんたちがいる。道を尋ねると、そのまま頂上まで登っても、高層マンションでさえぎられてそこからは五六島は見えないと言う。一旦下りてぐるっと回っていけと教えてくれる。
今登ってきた急勾配の山道を下り、山すそをぐるっと回る感じで歩いていると、行く手遠くにさっき道を教えてくれたおじいさんがいて、私に何か話しかけている。どうも「どこから下りたんだ、こっちから下りれば早かったのに」と言っているらしい。そこから先の道もとても丁寧に教えてくれた。
そこからかなり歩いて、ようやく目指す五六島が見えたときは嬉しかった。五六島への渡し舟が発着していたり、岩場で釣りをしている人がいたり、アジュンマたちが海産物を威勢良く売っていたりと、田舎の小さな港町といった雰囲気。
ジャガルチ市場はかなり大規模な港町で賑わっていたが、ここはまた独特な雰囲気がある。ジャガルチ市場と違って、ここは外国人観光客があまり来ないようで、私がその場で異質な人間であることを、自分でも感じた。
潮の干満によって、島が5つに見えたり6つに見えたりすることから名付けられた五六島は、日の出の美しさでも有名だそうだ。
帰りに行き付けの花屋へ。店長が朝鮮人参やナツメを使ったお茶をいれてくれ、ひとしきりおしゃべり。百日草の種とプランターをプレゼントしてくれた。
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