2012年01月07日

対馬紀行-韓国展望所 4

つづき

おなかもいっぱいになったところで、再び国道382号線を北上。1時間強で上対馬(かみつしま)町・鰐浦(わにうら)の韓国展望所に到着した。その名の通り、晴れた日には韓国を望むことができるという韓国のあずまや風の展望台だ。韓国人観光客も数人いた。

対馬紀行-韓国展望所 4

高いところにあるので非常に風が強い。冷たい風が肌を刺すようだ。目をこらして遠く水平線の方を見ると、うっすらとだが陸地が見える。韓国だ。写真にはうまく写らないが、肉眼では認識できる。

対馬紀行-韓国展望所 4

対馬紀行-韓国展望所 4

対馬紀行-韓国展望所 4

こんもりした緑の部分はヒトツバタゴ(別名・なんじゃもんじゃ)の群生地(▼)。昭和3(1928)年に国の天然記念物に指定されて以来、ここ鰐浦を中心に大切に保護され、今では自生木だけで3,000本を超えるそうだ。5月上旬に花が咲くと辺り一面が真っ白に染められ、季節はずれの雪景色を連想させるほどだとか。

対馬紀行-韓国展望所 4

「なんじゃもんじゃ」 という別名の他にも、海面を白く染めることから 「海照らし」、材質の堅いことから 「なたおらし」 とも呼ばれているそうだ。国内には木曽川流域に数十本が自生しているだけで、これほど大規模の群生が見られるのはここだけなのだそう。満開の頃を是非見てみたい。

ヒトツバタゴは韓国にも生えており、知人の韓国人女性はヒトツバタゴを素材にした韓国俳句を詠んで大賞をもらったそうだ。

対馬紀行-韓国展望所 4

対馬紀行-韓国展望所 4

私が目を凝らして韓国を見ている隣では、夫婦らしき初老の男女がものすごい望遠レンズ付きのカメラで、熱心に何かを撮っている。レンズを空に向けて構えているが、私にはただの空にしか見えない。一体、そんなすごいレンズで何を撮っているのかと思ってよく見ると、はるか上空を高く飛んでいる鳥を撮っているようだった。肉眼では黒い点にしか見えないが、珍しい鳥なのだろう。

対馬紀行-韓国展望所 4

つづく


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