2009年10月31日

'09.10.31(土)彼にとって祖国とは・・・

つづき

写真パネルを見て回っていると、それまで私が持っていた彼の人物像とは違ったイメージの姿も思い浮かんできた。

↓↓ 1950年、韓国に 「帰国」 する直前に日本で撮った家族写真。



↓↓ 「帰国」 時、港で大歓迎を受ける様子。



↓↓ 韓国の農業試験場で稲の苗を植える禹長春(우장춘)さん。



↓↓ 亡くなる前々日、病床で大韓民国文化褒章を受章する。



↓↓ 亡くなった後、お焼香をする夫人。



↓↓ 彼の死を伝える新聞記事。現在は横書き・ハングルのみ(ごくたまに漢字)で書かれている新聞だが、当時はまだ縦書きで漢字・ハングルまじり。



↓↓ 大勢の人が参列している、彼の葬儀。社会葬だったそうだ。遺体は農村振興庁内の麗妓山に埋葬されたのだそうだ。



私がそれまで持っていたイメージでは、父親が韓国人であるとはいえ母親は日本人で日本で生まれ育ち、日本人の妻と結婚して日本で6人の子供と幸せに暮らしていたところに、突如、食糧不足で苦しんでいる国民のために力を貸して欲しいと韓国政府から要請を受け、妻子を残して渡韓。朝鮮戦争に巻き込まれ、母の訃報を知り日本へ戻ることを望みながらも叶わず、家族と離れたまま韓国で亡くなり、さぞや無念だっただろうと想像していた。

しかし、先の記事にも書いたように、幼少時を過ごした施設で、からかわれながらも朝鮮人であるというアイデンティティーを捨てずにいたこと、論文発表などの際には、日本名の 「須永長春」 ではなく 「禹長春」 という名前を使い続けたことなどを見ても、彼の中では父の祖国である韓国が、自分にとっても祖国であるとも感じていたのかもしれないと、ふと思った。

この記念館では一貫して 「韓国人・禹長春」 として紹介されていた。

韓国人である父の血と日本人である母の血を半分ずつ受け継ぎ、日本で52年、韓国で9年を過ごした彼は、どのように感じていたのだろうか。
いわば2つの祖国を持ち、日本では愛する家族に囲まれ、韓国では国をあげて歓待され 「キムチの恩人」「韓国近代農業の父」 とたたえられた彼。記念館が面している道路は 「禹長春路」 と彼の名をとって名付けられている。

彼にとっての祖国とは、アイデンティティーとは、一体どんなものだったのだろう・・・。

禹長春記念館
釜山市東莱区長春2路5
(051) 550-4478 FAX (051) 556-6525
開館時間 9:30~18:00
定期休館 毎週月曜日、公休日の翌日、1月1日、陰暦の正月、陰暦のお盆


つづく  

Posted by dilbelau at 21:54Comments(2)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月31日

'09.10.31(土)写真で見る禹長春さん

つづき

우장춘(禹長春)さん=日本名・須永長春さん。
記念館の中にあるたくさんの写真の説明書きや、8分ほどの彼の業績をたたえるビデオなどを見て回るうち、私が以前日本のWikipediaで読んだ彼の生涯と、この記念館で紹介されている彼の生涯とは、印象が随分違うことに驚いた。

↓↓ いろいろな年代の彼の顔写真。



↓↓ 1950年3月8日、韓国政府の要請を受けて、妻子を日本に残して韓国の地を踏んだ禹長春博士。
写真の説明書きには 「禹博士 帰国歓迎大会の様子」 と、「帰国」 という文字が使われているのが、私には非常に印象的だった。

大変な歓迎を受けているのが見て取れる。



Wikipediaで見た限りでは、

日本で日本人と結婚し子供も6人生まれたが、1948年大韓民国樹立後の混乱の中、食糧不足で国民が苦しんでいた時期に 「今の韓国に来て種子の問題を解決してくれる人は禹長春しかいない」 という韓国政府の要請を受け、1950年52歳のとき、妻子を日本に残して単身渡韓した。

翌1951年朝鮮戦争が勃発。1953年には日本にいる最愛の母が亡くなったとの知らせを受け、日本への帰国を大統領にまで嘆願したが許されず、韓国へ渡って9年後の1959年、二度とは日本の土を踏むことなく病のために韓国で亡くなった。

と、「帰国」 ではなく 「渡韓」 し、以後二度と日本にいる家族に会うことも、日本の土を踏むこともなく韓国で亡くなり、さぞ日本へ帰りたかっただろうと想像していた。

だが、記念館で紹介されている彼の様子を見ていると、また違った見方もあるのだということを感じた。

つづく  

Posted by dilbelau at 19:39Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月31日

'09.10.31(土)研究室

つづき



館内で上映されるビデオによると、韓国人の父と日本人の母の間に生まれた禹長春(우장춘)さんは、幼少時、家庭の厳しい経済状況のため、一時期施設に預けられていたそうだ。

施設内では、朝鮮人だとからかわれることもあったが、それに屈することなく自分は朝鮮人であるという姿勢を貫きとおしたのだそうだ。

また、学業に秀でていて成績も抜群によかった彼は、大学の工学部への進学を望んだが、朝鮮人であるということを理由に入学が許されなかったのだそうだ。そのため、工学部ではなく東京帝国大学の農学部へ進学し、結果的にその道でも才能が開け、論文「種の合成」により農学博士号を取得したのだそうだ。

もし希望通り工学部へ進んでいたとしたら、勿論その道でも活躍していただろうが、その後の韓国の窮状を救い 「韓国近代農業の父」 とたたえられるような農学上での活躍は恐らくなかったであろう。

↓↓ 彼の研究室の様子。
顕微鏡やたくさんのプレパラート、黒電話などが見える。



↓↓ 直筆の原稿。



↓↓ 1階展示室。



↓↓ 2階展示室にも、たくさんの写真パネルや、



↓↓ 彼が研究していた 「種の合成」 の理論などが、図解・模型などを用いて説明されている。



つづく  

Posted by dilbelau at 14:15Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月31日

'09.10.31(土)「キムチの恩人」 に会いに

あれはいつ頃だっただろうかと、「キムチの恩人」 というキーワードで自分の過去記事を検索してみる。
なんと、5月28日。もう5ヶ月も前のことだった。

Sオンニが持ってきてくださった大きなスイカに種がほとんどなかったことから、オンニに教えてもらった 「우장춘(禹長春)」 というある人の名前。オンニは、種なしスイカを発明した有名な人だと教えてくれた。

その後調べてみると、韓国人の父と日本人の母の間に日本で生まれた우장춘さん。日本名は須永長春さん。
農学博士であり、生涯を農学の研究・発展のために捧げた人だそうだ。

実は種なしスイカは、研究の過程で人々に育種学とは何かを知ってもらうために作ったもので、もともと発明したのは別の人だったそうだ。

さて、彼が何故韓国で有名な農学者だったかというと、朝鮮戦争後の混乱期、韓国人にはなくてはならないキムチを作るための白菜や大根などの種子を韓国で大量生産したことから、「キムチの恩人」 あるいは 「韓国近代農業の父」 と称えられているのだそうだ。

そんな彼の記念館が東莱にあると知り、いつか行ってみたいと思いつつ、なかなか行くタイミングがなかったのだがやっと先日訪ねてみることができた。



建物の正面には、彼の胸像。↓↓
胸像の横の案内板には、韓国語・英語・日本語の説明が。

「この記念館は、韓国の園芸発展に大きく貢献した禹長春博士の業績を記念するため、博士が研究活動したゆかりの地に建てられた。
 禹長春博士は種(しゅ)の合成を実証した論文 「白菜属作物のゲノム(Genom)分析」 を発表した世界的な学者として日本で活動した。日本の終戦後帰国し、国立園芸特作科学院の前身である韓国農業科学研究所の初代所長に就任、卓越した育種知識と技術を生かして韓国での園芸発展の礎を築いた。
 この記念館を通じ、禹長春博士のたゆまぬ研究精神と育種学に対する世界的な業績を永遠にたたえる。」



入り口を入ると、韓国語の他に英語や日本語・中国語で書かれたリーフレットが置いてあり、彼の年譜や当時の写真などが目に入る。

それほど大きくはない建物だが、1階・2階に彼にゆかりのある品々や写真パネルがたくさん展示してある。

つづく  

Posted by dilbelau at 10:33Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月31日

'09.10.31(土)ただいま乾燥中

同じく散歩中に見かけた光景。

ニンニクと並ぶ韓国人のエネルギーの源、唐辛子の天日干し。
ただひたすらに真っ赤なこの色を見ていると、それだけで辛さが口の中に広がる気がしてくる。



  

Posted by dilbelau at 07:55Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月30日

'09.10.30(金)銭湯と菊とチョウセンアサガオ

散歩中に見かけた목욕탕(沐浴湯=銭湯)。

銭湯のご主人か誰かが丹精に育てられたのだろう、立派な菊の鉢がたくさんと、風に揺れるチョウセンアサガオの花。





  

Posted by dilbelau at 23:28Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月30日

'09.10.30(金)壁に咲いたヒマワリの花

つづき

こちらは、壁に大輪のヒマワリが咲いている。
とてもリアルな、まるで写真のような絵。



”生活の中の開かれたギャラリー” は、その趣旨に賛同した家の壁に絵と詩を描いていくもの。
この小道を通るだけで自然と笑顔になる、そんな楽しい小道だ。

賛同する家が増えて、絵や詩ももっともっと広がっていけばいいなと思う。  

Posted by dilbelau at 17:53Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月30日

'09.10.30(金)絵と詩の小道

つづき

ネクタイとエプロンの、”中年のための応援歌” の隣の家は塀全面をブルーに塗ってあり、ひときわ目を引く。



その向かいの家の壁には、リアルなニワトリとヒヨコの絵。
でも残念ながら、この塀の目の前に路上駐車された自動車のため、詩は隠れてしまいよく見えなかった。



つづく  

Posted by dilbelau at 14:47Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月30日

'09.10.30(金)中年たちへの応援歌

先日、私たちが住んでいる水営区が毎月発行している 「새수영」 という新聞に、面白そうな記事が載っていた。

『広安2洞住民センターから삼정그린코아(アパート名)の小道が、詩と絵を鑑賞することができる、生活の中の開かれたギャラリーとして人目を集めている。美術文化空間 「먼지」(*) は、公共美術プロジェクトの一つとして、住宅街の小道の壁に住民の許可を得て、雲・ひまわりなど自然と詩をテーマにした絵で、壁面を一つ一つ埋めていっている。現在3軒の家が参加しており、引き続き増えていく予定だ。』
(*) 「먼지」 は、日本語では 「ほこり・ちり・ゴミ」。

新聞には写真入りで紹介されている。

散歩がてら、見に行ってみた。

場所は、

「広安2洞住民センター」 の建物を右に見て海の方に向かって少し歩いていくと、右手に 「로얄슈퍼(ロイヤルスーパー)」 という小さなスーパーがある。そのスーパーの前から、進行方向左に折れる小道があるので(T字路になっている)、そこを左に曲がるとすぐ絵と詩が見えてくる。

まず見えてくるのが、このエプロンとネクタイが布団で休んでいる絵。



”最近、肩が凝るし疲れて死にそう”
”私はどんどん腰周りが太くなるのが悩みなの”
ネクタイとエプロンを外すことができない、現代の中年たちに応援歌を送ります。
ファイト!!

ユーモラスな絵と詩を書いた人たちの名前も紹介されている。



この家のお隣にも、素敵な壁が。

つづく  

Posted by dilbelau at 07:31Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月29日

'09.10.29(木)柿を凍らせて

先日、オンニとは反対側のお隣のママさんが、홍시(熟柿)をおすそ分けしてくれた。



この홍시(熟柿)、日本にはない(私が知る限り)柿の種類。
一見普通の柿より、色が少し明るいだけに見えるが、薄くパンパンに張った皮の下にある実は、とろんとろんに柔らかい。

そして、普通の柿(단감)↓↓ に比べて、홍시(熟柿)↑↑ の皮は透明感がある。



柔らかすぎて、普通の堅い柿のようにナイフで皮をむいて、実を切って・・・というふうには食べられない。

この홍시(熟柿)を食べるには、手さえあれば道具は何も要らない。
ヘタを取り、ヘタのあった部分に両手の親指をさしこむようにし、2つに割る。柔らかいので、割るというよりは裂くという感じ。

いとも簡単に2つに裂けるので、あとは直接かぶりつく。
歯も上手に使って、皮から実をこそげとるように食べつくす。
後に残るのは、薄い皮だけ。

これがこちらの人の一般的な食べ方。
もう少し上品に食べるなら、スプーンを使って柔らかい実をすくって食べる。

柔らかいといっても、日本の普通の柿が熟しすぎてジュルジュルになった状態とは全く違う。
홍시(熟柿)は、このとろんとろんの状態が普通の状態。

韓国人の友人Hさんも、日本に10年以上住んでいらっしゃったが、この홍시(熟柿)が日本にないのはどうしてかしらね、と不思議がっていた。

また、Hさんおすすめの홍시(熟柿)のもう一つのおいしい食べ方。
そのまま冷凍室にしばらく入れておき、食べる少し前に室内に出して食べると、シャーベット状になってとてもおいしいのだと。聞いているだけでもおいしそう。是非試してみよう。  

Posted by dilbelau at 21:14Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月29日

'09.10.29(木)バックオーライ!

先日歩道を歩いていると、前方に見えるおばさんがどうも後ろ向きに(身体は前向きのまま)歩いているように見える。

ちょっと離れているので私の見間違いかと思ったが、近づくとやっぱりバックしているのだった。

前にばかり歩くのではなく、たまにはいつもとは反対に、足を交互に後ろに出して後進しながら歩くのもいい運動になるのだとは、夫から教えてもらったこともあるし、テレビか何かでも見たことがある。
普段使わない筋肉を使うことにもなり、バランス感覚を養うのにもいいのだそうだ。

はは~ん、このおばさんも運動のため、後ろ向きに歩いているんだなと思っていると、ふいに今度は普通に前向きに歩き始める。

もしやと思って、おばさんとすれ違った後振り返ってみると、やっぱり。
少し先でも、前に向かって歩いてたのをギアを ”R” に入れ替え、また後進。
後進してしばらくすると、また今度はギアを ”D” に入れ替えて、前進。



こんなふうに、ある程度前に進んでは少し後ろ向きに歩き、また前に進んで・・・を繰り返しながらゆっくりと歩いていっている。

見ていて、縫い物の 「半返し縫い」 を思い出した。
「半返し縫い」 で縫ったものがしっかり頑丈にできあがるように、このおばさんの足も健康もこの歩き方のおかげで強くなることだろう。  

Posted by dilbelau at 18:00Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月29日

'09.10.29(木)ブタかぼちゃ

韓国には、日本で見たことのない野菜がたくさんある。
逆に、日本にはあって韓国では見かけないものもあるのだろうが、印象的には韓国の方が野菜の種類が豊富な気がする。

쌈밥(サムパッ)に代表されるような、葉類でおかずやご飯を包んで食べることの多い韓国料理。
その包む葉類の中にも、初めて目にする葉が実に多い。

カボチャ類もしかり。

日本で一般的によく見かける丸いカボチャをはじめ、もっとまん丸なボールのようなカボチャや、1人では持ち上げられないほど巨大なカボチャ、細長いズッキーニなどさまざまだ。

この長いカボチャもよく見かけてはいたのだが、先日スーパーの値札を見て初めてその名前を知った。
「돼지호박」。
「돼지」 は 「ブタ」、「호박」 は 「かぼちゃ」 なので、「ブタかぼちゃ」。
そう言われてみれば、ブタの体型を連想させなくもない。



けっこう大きくてズッシリ。皮は深い緑色でツルツルしている。

皮が薄いので、包丁もスッと入る。カボチャというより、ズッキーニの一種だろう。
切ったそばから、断面に水分があふれてくる。実にみずみずしい。



特に強い味はしない。淡白でどんな料理にも合う。韓国ではよくチゲ(鍋もの)に入っていたり、ナムル風に和えて供される。

「ブタかぼちゃ」・・・。
名前を知ってあらためて見てみると、何となく愛嬌があるようにも見えてくる。  

Posted by dilbelau at 12:45Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月29日

'09.10.29(木)朝鮮人参入りチョコ!

先日スーパーで見かけた、LOTTEの 「EVE」 というチョコレート。
1枚ずつ個包装されたチョコが1箱に入っているようだ。

「EVE」 という商品名の横に 「For Women」 と書いてある。
女性のためのチョコレートとは、一体どんな・・・?? と思ったが、まあ女性好みのチョコレートという意味だろうかと深く考えずに買ってみた。

食べてみると、若干ミントのような爽やかな香りがする。
この味が女性好みかと言われると、そのような気もするし、とりたててそうとも感じないし、といったところ。
でも、甘過ぎずまずまずおいしい。

後日。

この 「EVE For Women」 が残り少なくなってきたので、同じスーパーへ行ったついでにまた買ってみようと売り場へ。
すると、先日は気が付かなかったのだが、隣に 「EVE For Men」 というのがある。同じシリーズのものだ。
こうなると、じゃあ男性のためのチョコレートとはどんなものなのかと、気になるではないか。
(写真の箱の上にあるのが個包装。左が女性用、右が男性用)



早速1枚食べてみて仰天!

口に入れた瞬間、まさかの香り。

朝鮮人参・・・ですか??

口の中で溶けていくほどに、「まさか」 が 「間違いなく」 の確信に変わる。

やられた・・・。

パッケージの裏面を見ると、原材料のところにカカオマス・ココアバター・植物性油脂などと並んで、「紅参(朝鮮人参を材料にした漢方薬)抽出液」 とある。

朝鮮人参は、男性女性問わず身体にいいものだろうから、どうして 「For Men」 なのか分からないが、そういえば韓国には有名な 「朝鮮人参キャンディ」 があるのを思い出した。

言われてみれば 「朝鮮人参キャンディ」 があるのだから、「朝鮮人参チョコレート」 があってもまったく不思議ではない。

それにしても・・・。
「For Women」 にしておけばよかった・・・。  

Posted by dilbelau at 07:59Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月28日

'09.10.28(水)やせるツボ??

今朝、朝食の準備をしていると、電話に出た夫がオンニからだと。
ちょうど手が離せなかったので、後でかけ直すと伝えてもらい一旦電話を切る。

それにしても、こんなに早くからどうしたんだろうと思い、その後ひと段落してから電話をすると、先ほど電話をくれる前にうちのドアをノックしたのだと。

私たちはノックの音に気が付かなかったのだが、オンニはこんなに朝早くからどこに行ったんだろうと、心配になって電話をかけてくれたのだそうだ。

「いやね、うちのお母さんがキムチ漬けたから、少しおすそ分けしようと思って」



農薬も使わず手をかけて育てた白菜なのだそうだ。

「それと、水キムチもね」



オンニが持ってきてくれた器から移すとき、うちにちょうどいい大きさの器がなく少し大きめの器に移したところ、器の3分の1ぐらいの量になった。それを見たオンニが、器に対して量が少なすぎると思ったようで、私が何度これで充分だと言っても 「うちにまだあるのよ。ちょっと待ってて」 と追加で持ってきてくれ、結果このようなすりきり1杯状態に。

「あとね、これカワハギの煮物。あんまり辛くないと思うわよ。夜にでもご主人と食べて」



小ぶりのカワハギと大根を煮てある。赤いものがチラチラ見えるが、オンニの言葉通り、これはほとんど辛くない。ニンニクがきいている。

コーヒーを飲みながら、世間話。

先日、日課としているジョギングから戻ってきた夫と、同じく運動のためウォーキングに出ていたオンニがエレベーターホールで偶然会ったのだそうだ。その時、6階の我が家までエレベーターを使わず階段を駆け上がっていく(これも日課にしている)夫の姿を見て驚いた、と。

そんな話から、オンニが最近ちょっと太ってきたがなかなか体重を減らせない、という話に。

なんでも ”食欲を減退させるツボ” なるものがあるそうで、オンニが通っている韓医院で、耳にあるそのツボに微小な留置針をとめているのを以前見せてくれたのだった。

「あれねー、今度は反対側の耳にしてるんだけど・・・」

と、また見せてくれる。

『で、効果は・・・?』 と聞きかけた私の言葉より早いぐらいに、

「ないわよー!全然!全くなんにも変わんないわよー!」

2人で大笑い。
まあ、この年になるとやせないわね、といつもの結論に達したのだった。^^  

Posted by dilbelau at 20:54Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月28日

'09.10.28(水)折り鶴で告白

大学の日本語学部で教鞭をとっていらっしゃる、金貞恵先生
金先生の授業では一学期に数回、日本人のゲストを大学の教室に招いて、日本語を勉強している学生たちが日本人と直接話をする機会を作る授業をされている。

釜山は日本人観光客も多く、観光地や繁華街に出れば日本人の姿は容易に目にすることができるのだが、実際に話をする機会は、私たちが想像する以上に少ないのだそうだ。

今回のゲスト授業は、私にとっては初めての夜間授業のクラス。
昼間はそれぞれ仕事をしたり、アルバイトをしたりしている学生がほとんどなのだそうだ。

昼間働いて夜勉強する。
さぞかし疲れているだろうに、そんな様子は全く見せずみな元気に私たちゲストを迎えてくれる。

今日は金先生が用意された浴衣を着てみたり、折り紙やあやとり、けん玉、かるたなど、日本の伝統的な遊びを体験してみるというもの。

いろいろな色の浴衣の中で、人気があるのは赤や黄色・ピンクなど華やかな色合いのもの。
これは毎回そうで、紺色や藤色などちょっと落ち着いた色の浴衣は、”暗いから” と韓国の学生には人気がない。日本人の目から見れば、落ち着いた色のものでも充分素敵なのだが、色の好み一つとってもお国柄が出るのだろうか。

昼間のクラスだと、学生の数が浴衣の数よりはるかに多いので、浴衣を着付けてもらい記念写真を撮ったらすぐ脱いで、まだ着ていない学生に譲るというふうだが、夜間は学生数が少ないので、みな着付けてもらったらそのままで折り紙などの遊び体験へ。

全員でかるた大会。
一番多くとった生徒にはちょっとした賞品があると先生が話すと、みな気合が入り真剣そのもの。
読み手の声に耳を澄まし、身を乗り出してかるたの札に書かれてある文字に目を走らせる。



こちらは折り紙体験。
折り鶴は日本と同じ。折ったことのある学生もいれば、初めての学生も。



日本では千羽鶴といって、病気の回復を願って折る習慣があるのだと話すと、おもしろいことを教えてくれた。
同じ鶴でも、韓国ではたくさん折って好きな男性にプレゼントするのだという。もっとも、中学生ぐらいの年代までの話だそうだが。これまたところ変われば、である。

さてこちらの浴衣姿の学生、女性用を着ているが実は男子学生。
以前、同様のゲスト授業で男性用浴衣を着たので、今回は女性用を着てみたいとのことで、この姿。
大きな手で、慣れた手つきで折り紙を折っていく。



しばらく折っていて、ふと机の上に置いた完成品を見て驚いた。

バラ、だそうだ。
花びらの感じがとてもよく表現されている。
聞けば、中学生の頃に折り紙を専門的に習っていたのだそう。



もう随分忘れてしまいました、と言いながら、いとも簡単そうに次から次へと私が見たこともないような作品を折り上げていく。

写真手前から、風船、舟、亀。



いやー、驚いた。

今日のこの授業は、日本語の作文のクラスだそうで、この日のことを後日作文に仕上げるのだそうだ。
学生さんたちにとってだけでなく、私たち日本人にとっても面白い異文化体験の時間となった。  

Posted by dilbelau at 16:58Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月28日

'09.10.28(水)花火の後の35トン

私たちが住んでいる水営区が毎月発行しているコミュニティー新聞 「새수영」。
11月号(第153号)の第1面には、水営区に関する区民アンケート(20歳以上の区民800余名対象)の結果が載っていた。

質問と、「はい」 と答えた人のパーセンテージは以下の通り。

* 私は水営区が好きだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87.3%
* 誰かが水営区に関して否定的なことを言うと、腹が立つ・・・・67.3%
* 私は水営区の発展のため、奉仕活動に参加したい・・・・・・・・・・67.4%
* 私は友人・知人に水営区に住むことを勧める・・・・・・・・・・・・・・62.5%
* 私は老後を水営区で送りたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63.3%

なるほど。

水営区といっても広いが、私たちが住んでいるアパート付近は確かに、海のすぐそばで緑も多く春には素晴らしい桜並木が楽しめ、市場や飲食店も近くにたくさんあり、かといって西面などの繁華街ほど騒がしくもなく、私も住みやすい場所だと実感している。

さて、1面をめくると 「写真で見る、第5回広安里花火祭り」 というタイトルの記事。



その写真の中でも、緑のエプロンをつけた大勢のおばさんたちが、懸命にゴミ拾いをしている写真に目がとまった。



「花火祭りが終わった後、通りを埋めた35トンのゴミ。環境美化員、各団体員と住民、職員300余名が夜中まで会場の掃除に乗り出した。」 と書いてある。

昨年の花火大会の後もかなりのゴミが放置され、ニュースでも問題提起されていたが、やはり今年も・・・。
一人ひとりが気をつければ、35トンものゴミになることはないのに。

ゴミのポイ捨ては、韓国でも大きな社会問題。大人が平気でポイポイ捨ててしまうから、それを見て育つ子供も・・・。いっそシンガポールのように罰金制でも導入しなければ改善しないのだろうか。いやいや、それ以前の個人の意識の問題だろう。ゆゆしきかな・・・。  

Posted by dilbelau at 09:23Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月27日

'09.10.27(火)キムチ入りカツ丼

先日、夫と久しぶりにトンカツの店 「하나(波奈)」 へ。
韓国の一般的なトンカツは非常に薄くて、日本人の口には物足りないとよく聞くが、この店のトンカツは 「伝統日本式トンカツ」 と銘打っているように、日本で食べるトンカツと比べても遜色がない。日本のトンカツ屋と違うところは、日本なら漬け物が出てくるところが、こちらではキムチやたくあんであるということ、ぐらいだろうか。

そんな日本式トンカツなので、当然ボリュームも満点。
しっかりおなかが空いているときでなければ、おいしく食べることはできないのだが、先月からほぼ毎日走ることを習慣づけている夫は、以前よりも食欲が増したと。

この日も広安里ビーチを民楽側の端まで往復してきた後ということもあり、しっかりトンカツを食べられるほどおなかがいい具合に空いたとのことで店に向かう。

ここに来るとたいていロースカツ定食を注文するのだが、今日は目先を変えて私はカツ丼(돈까스덥밥=7000ウォン)にしてみることにした。

カツ丼を注文するのは初めて(だと勘違い・・・)なので、どんな感じだろうかと期待しながらしばし待つ。
やがて運ばれてきたトレイには、カツ丼だけでなくしっかりキャベツの千切りもついてきたのでニッコリ。
他にはお味噌汁と、韓国ではやはり外せないキムチにたくあん。



カツ丼そのものは日本の一般的なものと変わりないが、上に花がつおが散らしてあるのは韓国オリジナルだろうか(と、これも以前目にしていたことにまだ気が付かない)・・・。



一口いただいて、日本のカツ丼そのもののお味にまたまたニッコリ。
おいしい、おいしいと食べ進めていると、ふと途中でご飯の中に赤いものが見えてきた。

あ・・・

キムチだ・・・

ちょうどカツ丼の中央部分に、ご飯とトンカツの間にキムチがサンドされている!
「カツ丼にキムチが入ってる!」 と驚いて夫に報告する自分の声を聞いて、やっと思い出した。

そうだった、そうだった。
この店でカツ丼を食べるのは今日が初めてだと思い込んでいたが、以前にも食べたことがあったのだった。
そして、その時もこの日と同じく、上に花ガツオがのっていることや、中にキムチが入っていることで驚いたのだった。

そんなこともすっかり忘れていたとは、我ながら・・・。

個人的には、やはり中にキムチが入っていない方が、カツ丼のおいしさに集中して食べられるように思う。
キムチが途中で出てくると、気が散ってしまうのだ。

でもこれはあくまでも日本人の好み。
韓国人にとっては、マイルドなカツ丼の味ばかりじゃあ、食べている途中で飽きてしまうのだろう。
カツ丼の味の中にもキムチの辛さがあってこそ、おいしく感じるのだろうと思う。

ともあれ、おいしくおなかいっぱいいただいた。
店内は今日も大盛況。空席待ちの客が数組いるので、食後の ”激薄” のコーヒーを飲み終えたら早めに店を出た。

하나(波奈)南川店
釜山市水営区南川洞3-21
(051) 611-8244
営業時間 11:40~22:00
http://www.hanadon.co.kr


ちなみに・・・
温泉店 : 釜山市東莱区温泉1洞435-28 (051) 553-5055
海雲台新都市店 : 釜山市海雲台区左洞866 (051) 701-8085
  

Posted by dilbelau at 17:09Comments(2)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月27日

'09.10.27(火)濃厚チーズケーキ

日本人学校のバザーを後にし、ゆっくり散歩がてら歩いて家に帰る途中、広安里沿いにあるコーヒーショップで一休みしていくことにした。

スタバやAngel in us Coffee、PASCUCCI、HOLLY'S COFFEEなど、数多く並んでいるコーヒーショップの中で、まだ一度も入ってみたことがなかったEast Villeageに入ってみた。

このあたりのコーヒーショップはたいていオープンテラスもあり、潮風や波の音を感じながらコーヒーを楽しむことができる。
今日は午後になってやや肌寒くなってきたので店内席へ。

アメリカン(3300ウォン)と、チーズケーキ(3800ウォン)を注文。



しっとりとしたチーズケーキには、細かく刻んだオレンジピールが混ぜ込まれてあり、チーズの濃厚なコクと共に爽やかな風味が口の中に広がる。

壁には個性的なコーヒーカップがたくさん並んでいる。全て販売用。額縁に入れられたバリスタの資格証も。



正面から差し込む穏やかな日差しと、程よいザワザワ感が眠気を誘うようで、私たちの向かいで本を読んでいた女性はいつの間にか本の上に顔を突っ伏してスヤスヤ・・・。それを見ているとこちらまで眠くなるような日曜の午後だった。



  

Posted by dilbelau at 07:45Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月26日

'09.10.26(月)日本人学校バザー2009

今年も日本人学校のバザーが開かれた。
新型インフルエンザの動向が取り沙汰され、場合によってはバザー開催の中止または入場者の制限なども考えると聞いていたが、幸い予定通り、爽やかな青空の下開催された。

それでもやはり、大勢の人が集まる場ということには変わりない。
学校入り口では、来場者全員に手指の消毒がうながされていた。

11時の開始時刻とほぼ同時に行ったのだが、昨年同様、人・人・人・・・。
特に、本や雑誌、CD・ビデオ、衣類などのリサイクルコーナーは、お値打ち品がお買い得な値段で売られているために多くの人が殺到している。



この他にも、子供が楽しめるクジやスーパーボールなどの ”お楽しみコーナー” や、ろくろ体験コーナー、



陶芸作品販売コーナーなども。



奥の方には、焼きそば・たこ焼き・うどん・炊き込みご飯・おでん・フランクフルトなどの軽食類を販売するテントがあり、たくさん設置されたパラソルの下で食べられるようになっている。



校舎内では、カレールーやインスタントラーメンを始めとする日本製の食材や雑貨類も販売されている。

また、高級酒類やカバンなどのオークション大会や、高級ホテル宿泊券や日本往復飛行機のチケットなど、豪華景品が当たる(かもしれない)福引きも行われ、会場内は大いに盛り上がっていた。

昨年はこの福引きを買って見事に1枚も当たらず、悔しかったので帰り道LOTTOを買ってみたがそれにも見事にはずれた、という苦い経験があるので、今年は見物するのみにとどめておいた。

爽やかな秋晴れに恵まれ、また夫と私の衣類を1着ずつ購入し、韓国人の友人Hさんご夫妻ともいろいろとおしゃべりし、楽しいひとときを過ごして会場を後にした。  

Posted by dilbelau at 20:44Comments(0)TrackBack(0)2009年10月

2009年10月26日

'09.10.26(月)そろそろ

最近、街のあちこちで早くもポインセチアを見かけるようになった。
こちらは、ロッテ百貨店センタムシティ店の前のもの。



お隣の新世界百貨店の前には、もうすぐ巨大クリスマスツリーが設置されるらしく準備が進められている。

あと2ヶ月ほどでクリスマス。
新型インフルエンザの話題とは対照的に、街はこれから華やかなムードに包まれていくのだろう。

  

Posted by dilbelau at 12:10Comments(2)TrackBack(0)2009年10月